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英日翻訳講座 翻訳ダンベル
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第45問 日本語の表記の問題

次の文は単行本の訳文ですが、訂正した方がよいと思われる点があります。ひとつ選ぶとすれば、下の4つのうちどれでしょう。

勿論我々も行きます。

a. 「勿論」をひらがなにする
b. 「我々」をひらがなにする
c. 「勿論」のあとに読点を入れる
d. 「勿論」を「我々も」の前に移動する


解答・解説

正解は a. の「『勿論』をひらがなにする」です。

副詞、接続詞などは平仮名にするのが原則です(このように平仮名にすることを「ひらく」という場合があります)。副詞などを漢字にすると平仮名の部分よりも目立ってしまいます。動詞や名詞などは目立ってもかまいません(そういった要素が言いたいことの主体になっているのが普通だからです)が、副詞、接続詞などは目立たせる必要がないことが多いのです。

このため、出版翻訳では(とくに新米翻訳者のうちは)「勿論」「或いは」などといった表記を用いると、編集者のチェックで平仮名に変えられることが多いでしょう。また、産業翻訳においては、チェッカーからの注意が入る可能性が高いでしょう。

もちろん、絶対に平仮名にしなければならいという性質のものではありません。しかし、翻訳の場合はとくに原則に従っておくほうが無難です。オリジナルの文章を書く場合よりも、より標準的な表記が求められるのです。

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