Red:Green Cards
- 賛成・反対をカードの色で知らせるゲーム 英語版
- プレイヤーの数: どんな規模のグループでもプレイできるが、特に20人以上の大きなグループで効果を発揮する
- 所要時間: 質問にかかる時間にもよるが、レッドカード・グリーンカードの簡単なやりとりはほんのわずかな時間でできる。質問について反対意見や不明点がある場合、議論する時間が必要かもしれない
- 本のページ: p. 206
目的
人数が多いと、参加者によるフィードバックがスムーズに得られない場合があります。発言者と他の参加者がスムーズなやりとりをするには、議事の進行に従って賛成や反対の意志を伝えたり、疑問点などを提示したりするための手段が必要です。レッドカード・グリーンカードは、こうした場合に役立つ簡便な方法です。
進め方
参加者はそれぞれ2枚のカードを持ちます。1枚は赤、もう1枚は緑のカードです。ゲーム中に賛成を表明する場合は緑のカードを、反対を表明する場合は赤いカードをあげます。
参加者はカードを掲げて、発表者からの具体的な質問に答えたり、どう感じているかを示したりします。たとえば「これについては十分議論したと思うので、先に進んでよろしいでしょうか」と質問されたら、どちらかのカードをあげて意思表示をします。発表者に促されなくても、賛意を示すためにうなずきながら緑のカードをあげたり、赤いカードをあげて反対であることを示してもよいでしょう。
戦略
大きなグループで行う場合、ふたつのやっかいな問題の解消に役立ちます。いちいち「賛成です」と応えてもらう必要がなくなりますし、反対意見を聞いてもらえず不満を抱くという問題も解消できるのです。大きなグループにおいて、フィードバックを簡単に得られる方法です。
「Red:Green Cards(レッドカード・グリーンカード)」の考案者はジェリー・ミカルスキーです。ミカルスキーは「中立」を表す黄色のカードと「混乱」を表す灰色のカードを加えてもよいとして います。